千田光の花
かって帷子耀の詩を回想・紹介したが(2005-03-24日記)、昔たぶん高校時代<詩学>かなにかで読んだ記憶があって、1971年1月号<現代詩手帖>以前に見ていたと思う。この前、帷子耀の長詩が載っているまさにその号に奇遇というか、何かの因縁めいてと言うべきか、千田光の詩が紹介されているのに気づいた。
僕が記憶にあったのは<失脚>で運河の底を歩いている幻想的な、しかし抑制された、凝縮した言葉で描かれたもので、カフカやボルヘスを想起させる。>黒いユーモア(A・ブルトン)もある
以下<現代詩手帖>から引用(現代仮名遣いにした)
少し艶めかしいと思う
歴史(章)
石の上の真青な花。花から滅形するものの中に、厭うべき色素の骸骨がある。緑青を噴いた骸骨がある。花に禁じ得ぬ火山灰。
それは荘厳な動機によって出発する首である。美しい首には、無論、血液の真珠がある。
こっちを向いた美しい首は、払うべからざる創痕がある。そこには幾多の屍がある。白い曠しさ(ママ)が、巌丈な四壁を建てている。惰力を失って、傷?に堕ちた天象。音響の花。
(S4,7月<詩神>第5巻第7号)
千田光
M41,1908年生まれ
第一次<時間>同人
10篇足らずの詩を書き夭逝した
なお、2005-03-19日記でふれたように同社刊行<モダニズム詩集1>に千田光の作品が収録されているので、以下作品が読める。
<夜>
<赤氷>
<肉薄>
<失脚>
<失脚>
<発作>
<足>
<海>
<誘い>
<前線>
<死岩>
ユリイカ再建夢計画 もう一つのウサギ<ユリイカ>
今回のブログのほかあまり芳しくないと老婆心老爺心
id:gotanda6さん言うようにhatenaが乗っ取ればいいんでしょうけど・・・
↓3,31の日記のエイプリルフール予測で
今年は何でくるのだろうか? ユリイカ誌買収とか(笑)?
以下ブログと関係なしのユリイカ再建計画(注:少々ガラ悪し)
ユリイカ(ウサギ恋し・・・♪♪)>おれ音痴なんでごめんね)が凋落したのは時期的には<夜想>ブームと前後する。つまりマニア的、カルト的志向性がなかったから。敗因はこれにつきる。
×手あかにまみれた特集止める
今さら四谷シモンかい?
×若者に媚び売る姿勢止める>じじい向け<特集>だ!
×いまの編集長以下クビにして三浦雅士編集長の再登場!
由良君美の本>絶版のままにすんな!
デザインもいいし!名著の誉れ高い本を・・・(大泣)
×<HEAVEN>これ完全なれろレロエロ、つまんねえージャンクを自画自賛する佐藤某
ちなみにそのブログ見ても、オレみたいな老眼鏡はめているジジイにはちとフォントが小さすぎる(オレと同じく内容無いの分かってますって!ハズかしんでしょ)>2005-01-17 日記参照
×院生向けのショーもない企画やめる
×ついでにショーもないデザインやめる!
青山監督の映画<ユリイカ>レンタルで観たことあるけど音楽の記憶無し*1(健忘症や!)、でもこっちの別の<ユリイカ>のCD(ユリイカ ジム・オルーク)デザインは最高!>「駄目ジャケ100選」にレコメンドリコメンド(ジジイ無理すんな!分からん言葉使うな)ていうんですか、つよーくプッシュしたいところ、が、CD持ってないんで今回控えます
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ほのぼのするユ−モア、いいす>結局オレが1300円払って得たものはこのもう一つの<ユリイカ>我発見セリ!か?!(ウサギ恋し・・・♪♪)
*1:A・アイラー除けば