文化の詩学1山口昌男>ブロッグについて示唆的

前に、柳下毅一郎の<興行師たちの映画史>で<フリークス>等紹介していたので、思い出していたのだが、どこにその本があったのやら探しあぐねていて、やっと見つけたのがこれ。

関係のないところを読んでいて(1980年<イエスの箱舟事件>を論じた記号論で)これは今の、Net,Web,Blogに当てはまるなと思うと、例によって悪文ではあるが、それと関西弁でいえば、<いちびり>が行間ににじみでているが、着目点はすごいなと感心した。

「奇異なもの」あるいは「見慣れぬもの」を立ち現わしめる仕掛けは、歴史・映画・演劇、ひいては世界を「見慣れぬもの」に転ずる文学を初めとする芸術メディアのすべてにわたって探り当てることができる。
 新聞は、その中では比較的新しい仕掛けに属する。他の仕掛けと較べ新聞が優越しているのは、その伝報の範囲と「見出し」による呼び込みの喚起力の点においてである。

 これは近代の資本主義の消費志向+ITのグローバリズムによって加速されるだろうな
見世物小屋と化したWeb!