James Ellroy又はミッキーてほんと怖い!

LAコンフィデンシャル〈上下〉 文春文庫
ジェイムズ・エルロイ (著)

駄作の映画と違って前に読んだ小説の方は確かに面白かった。
この小説の方でミッキーという名前を覚えている。
そう、虚構ではあるが、ミッキーの代名詞とも言うべきウォルト・ディズニーが重要な登場人物として出ており、もうひとりギャングスターとしてミッキー・コーエンが出ていた。>どちらも怖い!
後者のギャングについてはあまり日本では知られていないようだが、実在の人物。
Mickey Cohen ミッキー・コーエン(Mark Gribbenより)
http://www.crimelibrary.com/gangsters_outlaws/mob_bosses/mickey_cohen/1.html?sect=15←これはこれで面白い犯罪史
のMark Gribben によれば
アル・カポネ以降の第二世代のギャングスタ
Ben “Bugsy” Siegel<バグジィー>とカリフォルニア(西部)に進出し既成のシンジケートと死闘を繰り広げ、カジノ、麻薬、労組から収益を上げ警察にも影響力を持った影の存在。
 
 たかが小説(言葉)されど・・・、虚構と現実を織り交ぜているからなおさら怖いんです!

蛇足
女優ラナ・ターナーLana Turnerと優男バグジィーとの艶話>背後にミッキーの影がケネス・アンガーが取り上げていた、そのハリウッドのスキャンダル本<ハリウッド・バビロン>で(前述)
 (elaleph.comより)
1974年に起こった、革命軍シンビオニーズ(Symbionese Liberation Army)に誘拐されたあの新聞王の身内パトリシア・ハースト事件でミッキーはハースト側のために裏で何度も解放交渉をしたそうだ。
(Mark Gribbenより)