久作の周辺

のっけから、言われてます、木菟道人こと由良君美
気がつくのが遅かった、不覚!
ペラペラ見ていると

夢野久作の世界ーそれは極めて豊穣な多面体の宇宙、童話から一種の本体論的思考を貫いてナンセンス詩にまで至る、手のつけられない多様な海である。つまり、「白髪小僧」や「オシャベリ姫」から「ドグラ・マグラ」を貫いて「猟奇歌」や、作品のいたるところに散りばめられたオノマトピア(擬音)のナンセンスにいたる、振幅の広い多面体宇宙なのだ。

<自然状態と脳髄地獄>(現代詩手帖S45,5月号思潮社より<錯乱の論理 夢野久作>)

がーん、嬉しい脳震盪。
 
そういや、ほかで父杉山茂丸の<百魔>なんか熱烈に推挽してらしゃいました
(<キング>S4,10号の広告より 大日本雄弁講談社