式場隆三郎

種村の二笑亭*1にも書いてあった『二笑亭綺譚』を書いた式場隆三郎て誰なの?とちょっともやもやしていた。
二笑亭はてなキーワード化されていて少し驚いた
それに導かれるままにURIをクリックして
千葉県市川市立図書館
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/tosyo/kyo/sikiba/sikiba.htm

4.出版活動
昭和12年実業之日本社刊行の『四十からの無病生活法』はベストセラーとなる。昭和15年鱒書房のコバルト叢書より『処女のこころ』『人妻の教養』も数年越しのベストセラーとなる。
戦後の昭和21(1946)年日刊新聞「東京タイムズ」を創刊、出版ブームの先駆けとして東京タイムズ社内にロマンス社創立。娯楽雑誌「ロマンス」をはじめ「婦人世界」「映画スター」などの月刊雑誌を発刊。

<ロマンス>て確かカストリ雑誌じゃなかったっけ?
http://www.hokutendo.com/zatsi-sesou(gazou4).htm

<ロマンス>仙花紙にしては上品な感じ

「東京タイムズ」、ぼくは京都なんで東京のことは知りませんが、戦後続々と発刊された大衆新聞・雑誌(メディア紙)の一つでバブル崩壊まで存在してたようです。

 おぼろげながら知っているのは、70年代古本屋で渋沢のサド関係書より一回り古い本でサド関係の本があったこと、それが式場の本のようだった。>買ってませんが・・
ちなみに検索すれば案の定ヒット

状態 著者 出版社 出版年
図書 サド侯爵夫人 289.3
× 式場 隆三郎/著 昭和書房 1947.1
図書 愛の異教徒 マルキ・ド・サドの生 950.28
× 式場 隆三郎/著 綜合出版社 1947
図書 愛の辞典 141.6
× 式場 隆三郎/著 かに書房 1947

(引用同図書館より)
このように並べてくると何か俗っぽいというか色関係のちょっと胡散臭いイメージを抱いていたんです
 が、民芸運動をやったり、寿岳文章等と親交があったとは知らなかった、この落差は大きい>眩暈
 で『二笑亭綺譚』読むのかい?>たぶん読まないでしょう(なんエー!

*1:既出<乱歩と東京>で松山が論考している