藤原新也 気になるけど

前に行った(今年の五月だったと思う)大丸の展覧会閑散としていた>別に人数が多ければそれがいいという訳でもないのだが・・

バリの花、植物のPHOTO>美しすぎたなー>なんかおかしい

全体として正直余りインパクトがなかった。

それとは前後するが、一年ほど前<アメリカ>を読んだときはなんとなく分かる気がした。>アメリカ体験こちらにはないけど、良かったと思う。

1960年後半当時盛んだったサイケデリックにも宗教にもはまらず、もくもくと長旅をしていた人は、ただそれだけですごいと今でも、そう思うし、驚嘆するに値する。だからその言動が気になる。とはいえ、別段熱心なファンでもない(例えば、そのHPや<沈思彷徨>の日本の時局についての文・発言>ごく普通のオジサンの良識だと思うけど)。が時々気になる。どうして気になるか?

僕自身25年前にネパール、インドからヨーロッパ、中近東を経て再度インドに戻りあわただしく一年足らずで帰ってきた。帰国後友達に薦められたのが当時まだ人気があった<印度放浪>だった。ペラペラ見たときの印象ではダラダラした文章で読まなかった。
以後自分で買って今までに1,2度部分的に読んだ気がするが、読破した記憶はない。その時は描写する視点が特異な感じがした。そういう点で今でも気になるのだろう。

それと関連して、僕としては藤原印度もいいだろうと思うし、いまだってインドへ一人旅できるならばしたいと思っているが、その口から何か重要なことが語られていないような気がしてならない。
アジア、アメリカ、そして?
そう、その作品を強引に自分の体験に引き寄せて言えば、もっと中近東についても語ってもらいたい。>寡黙でもいいから語ってもらいたい。

例えば、アフガニスタンは?イランは?その過酷な風景は?砂と風と荒涼たる岩肌、そしてコーラン?腕や足を切り落とされた少年?そうした体験は?藤原の中でどう定着し、表出されたのか?その辺が知りたい。(ただ単に僕自身の体験をオーバーラップさせたいだけなのかもしれないが・・・・)

キーワードでURLhttp://www.fujiwarashinya.com/main.html オフィシャルサイト拝見>誰かが書いた藤原新也物語(プロフィル紹介文)これは情けないです。堪忍!堪忍!