Arthur Rimbaud <地獄の季節>より

レオス・カラックスの<汚れた血>はランボー散文詩からきているそうな

http://un2sg4.unige.ch/athena/rimbaud/rimb_sai.htmlより引用

On ne part pas. - Reprenons les chemins d'ici, charge de mon vice, le vice qui a pousse ses racines de souffrance a mon cote, des l'age de raison - qui monte au ciel, me bat, me renverse, me traine.

La derniere innocence et la derniere timidite. C'est dit. Ne pas porter au monde mes degouts et mes trahisons.

Allons! La marche, le fardeau, le desert, l'ennui et la colere.

地獄の季節 アルチュール・ランボオランボー
思潮社 1974、7,20 二刷 粟津則雄訳*1

賎しい血(MAUVAIS SANG 汚れた血>悪い血の訳語のほうがいい)
発つのはやめだ。−おれのこの悪徳を背負ったままで、ここの道をまたまた歩き続けよう、物心ついてこのかた、おれの脇腹に苦悩の根をはってきたこの悪徳、−今そいつは天に向かって伸びあがり、おれを打ちのめし、ころがし、引きずってゆく。
このうえない無邪気さと、このうえない臆病さ。その通りだ。おれの嫌悪や叛逆を、世間の眼などにさらすまい。
さあいいか!前進だ、重い荷物だ、砂漠だ、倦怠と怒りだ。

俺という主体>オレオレ>詐欺か
近代の詐欺(西洋文明)の否定.

1854生まれ、1873、4年作品完成後忽然と去り、1879アフリカのアデンで貿易商、1891骨髄膜炎、右足切断マルセーユで死亡
ランボー*2
めぐりあえ!めぐりめぐりて悪トリップ<地獄の季節>超え青空へ*3

*1:小林秀雄訳でなく

*2:乱暴男シルベスター・スタローン誤爆

*3:これ短歌すか、一字余ってんの