フリッツ・ラングのドクトル・マブゼ (1922/独)

mabuze 博士

ドクトル・マブゼ (1922/独), der Spieler
Dr. Mabuse: The Gambler
[Crime/Horror/Thriller/Mystery]
製作 エリッヒ・ポマー
監督 フリッツ・ラング
脚本 テア・フォン・ハルボウ
原作 ノルベルト・ジャック
撮影 カール・ホフマン
美術 カール・シュタール・ウーラッハ / オットー・フンテ / エーリッヒ・ケッテルフート / カール・ボルブレヒト
衣装 ヴァリー・ライネッケ
出演 ルドルフ・クライン・ロッゲ / アウド・エゲーテ・ニッセン / アルフレート・アベル / ゲルトルート・ベルカー
以上http://cinema.intercritique.com/movie.cgi?mid=2981より

レンタルで上下二巻今晩見た>見る前心配していたけど3時間近くかな?ぜんぜん退屈でなかった>おもしろい*1

イカサマ師、変装の天才、悪漢マブゼ博士>後年のファントマのようにピカレスクにもなりえたのでは、また悪漢一味と警察の銃撃戦・活劇なかなか今見ても面白い
また、恋愛ものもからんでいてはちゃめちゃだな>ラングて天才
20年初めの作品で当時の大戦間もない風俗*2、悪としてのギャンブルやコカインについても興味深かった
表現主義アールデコのデコール
催眠術や交霊術の人気、マブゼの肩書き精神分析医>当時のフロイトの人気、チャカしか?
そしてなんといってもマブゼを怪演したロッゲの物々しい形相、目つき
ごったに度 ☆☆☆☆
恋愛度   ☆☆

写真http://www.bfi.org.uk/features/lang/magic.htmlより

*1:少し前に見た同監督のメトロポリスもすごく面白かった

*2:この辺のワイマール共和国時代については<カリガリからヒットラーまで> ジークフリート・クラカウアー著 ; 平井正訳があったな