第一書房の本

オムハヤシ>1時間もかかったぞ!


戦前の第一書房のことについて触れたんで、ちっよと
長谷川巳之吉(はせがわ みのきち  1893.12.28 - 1973.10.11)が社主
大正後半に設立し堀口大学日夏耿之介等の雑誌、翻訳本、単行本を発刊
限定本等装丁に一家言を持ち、詩集、美術関係の本の<高踏>的な出版をした。
当時の文壇、青少年に影響を与えた
しかし、S19 大日本雄弁会講談社講談社の前身)に譲渡、解散

http://www.japanpen.or.jp/e-bungeikan/essay/hasegawaminokichi.html
<理想の出版>として、経営が苦しいにもかかわらず、高い志を述べている
日本ペンクラブ

道楽といふ意味を不徹底に不真面目に扱つてゐたからだと思ふ。本当に顧客の事を考へてやる道楽なら、その道楽は大いに発展すべきものだと信ずる。

 ──此の酒は自分が苦心してつくつたので美味いから飲んでみて下さい』

真実を籠めて売り出した酒なら、少数でも必ず其の酒でなければ飲めないといふ愛顧者が殖ゑるに違ひない。真実を籠めてつくつた料理、何処で食べるよりも美味いと極まれば、其処の繁昌するのは当然である。

S12,2,20初2000部、
 同年第6刷り各1000部
 S13、10刷り2000部>よく売れているのになー
 定価1円20銭
 ジイド<女の学校> 堀口大学訳 ↑堅牢にして美麗>ていうかかわいい女の子みたい