J・J氏(植草さん)の顔

植草と言ってもエロ覗きの植草(爆笑)じゃない、植草甚一のほう
こないだ<フロント・ページ>(1931)というビデオを見てアドルフ・メンジュが<植草甚一読本>(2004-04-03日記参照)の若き頃の姿を彷彿とさせるほど似ていた

このアドルフ・メンジュ(Adolphe Menjou)の顔を少し膨らすとこの人の若い頃に似てませんか?(http://www.davidmanners.com/greatflirtationbig4.htmlより)

↓J・J氏こと植草甚一さん(ちょっと見にくくてごめん)

結構この映画面白かった

IMDより
The Front Page (1931)
cover Directed by
Lewis Milestone

Writing credits
Bartlett Cormack (adaptation)
Ben Hecht (play)

Cast
Adolphe Menjou .... Walter Burns
Pat O'Brien .... Hildebrand 'Hildy' Johnson
Mary Brian .... Peggy Grant
Edward Everett Horton .... Roy V. Be

ところで映画の方は
 前半のカメラアングル>記者室にたむろしている彼らの顔をぼけるほどクローズアップしたりして、またギターを持ち込んだ記者が伴奏で茶々を入れたり、笑わせます。

 当時のレベルの低い新聞記者の実態>権力(市長、警察)と癒着したジャーナリズムを風刺、批判している。
ギャグの連発の悲喜劇>最後は主人公は新聞社を辞め婚約者のコネでN・Yの広告会社に向かって旅立つパッピーエンド
 後半絞首刑を待っていたアナーキスト風の男(全然、知性感じられないミスキャスト)が脱獄したりなんやかやでドタバタ(捕り物)劇を交え若い主人公の心中の葛藤(結婚かさもなくば記者か)が描かれている。
 ふと気が付いたのだが、31年作製でその頃<赤>コミュニズムや危険思想に対する取り締まりが相当きつかったようだ。>rottenなんかで調べると↓
 危険思想・分子取り締まりを目的にThe House Committee on Un-American Activities (反米調査委員会)が1938年に出来、とくにMcCarthyからマッカシーズムとして有名になったが、この思想弾圧・取り締まりは大戦後の1940後半から反共産主義の御旗の下、ハリウッド映画界を巻き込んで、50年代の冷戦期にパージは最高潮に高まる。ところが、図に乗ったマッカシーが軍部にまでパージの対象を広げをしようとして墓穴を掘り、失敗、頓挫した。
Joseph McCarthy>晩年モルヒネで死んでます>ざまみろ!



J・J氏ぼくへのサイン(自慢するほどのことじゃないけど)>J・コクトー風だね