<少年戦旗>

<日本の童画家たち>
上笙一郎
1994,2,26
くもん出版
童画家<川尻東次>(かわじりとうじ)の項によれば、
S4<少年戦旗>創刊
2年後には当局の執拗な弾圧・発禁処分により休刊
編集していたのは村山知義の夫人籌子
創刊号から川尻が表紙など手がけたそうだ。
同書より

 あ、勿論村山知義の項でプロレタリア童画の先駆者として彼を紹介した中で、論理の人と評している。
それと、童画のながれで、プロレタリア童画(生活童画)ともう一つ元講談社少年倶楽部で活躍した挿絵画家を紹介している中で伊藤彦造の挿絵について山口将吉郎の<アポロン>に対照的な<デオニソス>的と評しているのは、同感。
 また、彼彦造はS7,8頃より右傾向し<神武天皇御東征の図>、<七生報国>、<楠公節桜の決別>等を描いたそうだ。