キッチュなMario Raboccetta

今日の昼はこれ!

 既出wonder booksシリーズで掲げられていた(挿絵)画家、ウルター・クレイン、ジョルジョ・バルビエ、ウンベルト・ブルネレスキー,ロレンス・ハウスマン
こうした人口に膾炙した有名なアーティスト以外にも、こんな画を書いた人がいたのかと驚く。まるで、びっくり箱を開けたときに似た気持ちにとらわれるとともに、これを紹介した荒俣宏の眼(見)識の高さにあらためてシャポーを脱ぐ。
 例えば、<恋するアールヌーヴォー>ではビアズレーについて縷々説明しているのだが、収録した作品はそれでなくチャールズ・リッケツ(Charles Ricketts)(これは有名か)ほか、マイナーなアーティストであるキューン・レニエ(Kuhn-Regnier)、そしてマリオ・ラボチェッタ(Mario Raboccetta)等の作品が収録されていて、驚く。
 中でも気になったのは最後のRaboccettaて人の作品
イタリアの舞台装置画家でボードーレールの<悪の華>、ホフマンの本等の挿絵で活躍した人らしいが、少しキッチュで妖艶なオリエンタリズムが漂い、何とも言えない魅力。>アール・デコ時期から戦後50年代活躍してたものね
同書(みき書房)より↓

 前から向こうのカタログなんかには時々載っているんで、それほど無名ではなさそうだが、Webでもあまり紹介されていない(検索で出てくるのはイメージのない古本屋のカタログばかり>大概このパターンね、マイナーな人は・・・・とほほ)
だれか、しったはる人いたら、コメントして下さいね、宜しくす