日夏耿之介の本

utu2004-03-31

最近手に入れた詩歌文章雑談(日本之実業社S17,1,15初)、明治大正詩史増補改訂版(創元社S24,11,20初 28年 3版)をペラペラめくり、罵詈雑言に近い批評に接し文字通り狷介孤高の人との印象を強めた。でもおもしろい。
昔全集(河出書房新社1977,6,27初第二巻ー訳詩、翻訳と第六巻ー美の司祭をもっている)が出たとき買ったのをふと見ると、装画長谷川潔とクレジットされているので、驚いた。あの版画家の人かい?版画辞典を紐解くと彼の死亡は1980年だから、可能だったのか。確か戦前日夏の本の挿絵をいくつか手がけ親交があったようだが。表扉の女人を中心にした植物の円環のカットかしら。見返しの牡丹のような花かな。
河出版一冊12000円もする本!清水から飛び降りる覚悟で大枚をはたいて買ったものの、死蔵。余りにもかけ離れた存在で死んでいた。>冷汗 一時処分しようとおもったが・・・優柔不断で>また汗
翻訳編のほうは何とか読めそうだか、英文学の研究の美の司祭はお手上げだな>とほほ 手放そうか?