為文学者経(内田魯庵)の戯作風痛罵

18世紀英国のカール(書店)を引き合いに出し糞味噌ですわ!
痛快この上なし
最初嫌みたっぷりに、褒めちぎり、持ち上げながら突然ドツボへ落とし込む。
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他(ひと)ハ『日本大家論集』或いは『新選百科全書』を見て剽窃書肆なりと罵り『文学全書』もしくは『帝国文庫』を証として古本綴直し所なりと笑へども是れ佐平氏が知識の普及に熱心なる所以なり。

2001,3,20筑摩書房坪内祐三鹿島茂編<明治の文学第11巻内田魯庵*1より


為文学者経
内田 魯庵 (三文字屋 金平) 
さわりが青空文庫で読めます

http://www.aozora.gr.jp/cards/000165/card891.html
これはパクリの玄光社(オレのは)ではなく、当時の大出版社博文館の社長について痛罵。ほか春陽堂もヤリ玉に挙げられコテンパン。勿論当時のエライ文学者硯友社派(尾崎紅葉等)連中を筆頭に何でもかんでも操觚者(文学者関係)を百人切り。
思い出すよ、ほめ殺し>昔竹下首相がこれで右翼にやられ失脚した>実効性あるなー最高!>単調な絶叫モードは駄目(反省)

*1:当時の図版を豊富に掲載しわかりやすい工夫、お奨め 図書館にあるんじゃ,ただ<為文学者経>のタイトルを<文学者になる法>に変更はどうも変!お経なんですから!>爆笑