三十六人の好色家

斉藤昌三
S48,4月刊
有光書房(坂本篤)
装丁亀山巌
S27年頃雑誌に寄稿したもの、として序で斉藤が記している(S30,12,22)

 性に憑かれた人たちの紹介。
と同時に梅原北明等いもづるの仲間等の回想録でもある。
 読み散らしていると斉藤て人、狷介なタイプかとも思っていたが死んだ友人に対し哀惜の情があふれていて意外。とはいえ、斉藤ならではの辛らつな批判もありますね。