見世物風物図誌

著 小野武雄、展望社S52.5.31江戸時代風俗図誌第2巻限定版

例の奥の書架(ゴミ本)の中で岩波の平賀源内をさがしていたが、パソコンの箱、ストーブ、その箱やら足の踏み場もなく、目当てものは見あたらず。
で、代わりにこんなものを見つけた。
 買った時は学生の頃で、写真資料が余り写りがよくなっかたのでほとんど読んでなかった。
 さっと見ていたが、江戸時代の見世物を梗概したもので、有名な朝倉無声の孫引きではなく、独自の視点から紹介している。例えば、弘化年度の江戸風俗総まくり(仮称、作者不詳)から見られた見世物の中から

また、市中の門々に来て、砂に絵を描く男、目かづらの泥太夫、箒の素謡、両手両足を墨で塗りつぶしている熊男など、いろいろの業をする者がいる。

砂絵を描く大道芸>、戦後もしばらくはあったようね